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〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1
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2018年 2019年
資格 | はり師・きゅう師免許取得(見込) |
募集人数 | 若干名 |
研修期間 | 1年間:2025年4月〜2026年3月 ※ 1年間研修後、2年目の研修も可能 |
研修日 | ○火曜日:18:00 〜 19:00 ○木曜日: 8:30 〜 18:00 |
研修内容 | 臨床見学、実技、座学等(詳細はホームページを参照下さい) |
研修費用 | 当院受託研修生規定により年間 200,000円 |
応募方法 | 以下3点を角形2号封筒にて下記まで郵送して下さい。 @ 履歴書(市販のもの・写真貼付) A 志望動機書(1000字程度、書式自由) B 切手 110円2枚、180円1枚 2024年10月31日(木)必着 |
選考方法 | 1次審査:書類選考(履歴書・志望動機書) 2024年11月15日(金)までに書類選考の結果を郵送します。 2次審査:筆記試験(臨床医学一般)、小論文、面接 2024年11月29日(金) 15:00〜17:00 |
研修生の目的
研修生として医学部附属病院で行われている鍼灸臨床の実際に触れながら、他職種との共通理解を前提とした現代医学的な評価法や病態把握、それに基づいた鍼灸治療の方法について学ぶ。また患者さんへの対応や
説明、医師やコメディカルの動き、スタッフ同士のコミュニケーションの取り方などを学び、コメディカルスタッフとして現代医療の一翼を担える鍼灸の育成を目指す。
1.当院 鍼灸臨床研修生の特徴
当院の鍼灸部門は東洋医学科内の鍼灸部門ではなく、リハビリテーション部内の鍼灸部門であるため、スタッフは医師以外のコメディカルスタッフが40名ほどになる。職種は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士、精神科作業療法士、臨床心理士、鍼灸師など多職種で構成されチームで患者のQOL向上に関わっているのが特徴である。従って、我々鍼灸スタッフや研修生は他の職種の治療内容を理解した上で、鍼灸(師)の役割について考えながら介入をしている。この鍼灸以外の治療や他職種の理解を深めることは、鍼灸という治療手段以外にも多くの引き出しを作ることができ、患者との関わりの中で幅広い視野で治療の構築が可能となる。そんな視野を持てる鍼灸師の育成は医療機関での卒後教育が適切と感じている。
(1)受託研修生のカリキュラム
受託研修生は年間を通して研修カリキュラムに沿って研修を行っている。1年目の研修日は週2日(火・木曜日)。1日の研修内容は、8:00過ぎに治療室に集合して治療機器周辺の清掃と準備。8:30から合同カンファレンスに参加。9:00〜17:00まで臨床実習を行い、17時以降は実技演習や勉強会といった内容である(表1)。
1年目は当院では行われている鍼灸臨床の実際を研修する。
@他職種も参加するカンファレンスや研修会に参加する
A常勤職員について臨床研修と実技実習を行う
B学術論文の検索方法を学びながら疾患のレポートを作成し発表会にて発表
2年目は臨床実習と症例報告を行う。
C初診から患者を受け持ち、現代医学的な鍼灸治療を実践する
D電子カルテ作成(病態把握、評価、治療法)
E学会等での発表を見据えた症例報告レポートを作成し、発表会にて発表する
(2)合同のカンファレンスへの参加
朝8:30〜9:00まで、リハビリスタッフ全員参加のカンファレンスが行われ研修生も参加している。このカンファは入院患者の症例を提示して、疾患や介入法、今後の方針について、医師や看護師や専門職それぞれの立場から質疑応答やコメントがある。症例を通して情報の共有や他の職種の治療を把握する上で大変勉強になり、受託研修生も参加し聴講することで、すべてを理解することは出来ないものの、医療従事者が何を考え行動しているのかを実感できる貴重な場である。
(3)勉強会
17:00から行う勉強会は、鍼灸部門の新患カンファレンス、症例検討会、実技演習など、年間カリキュラムに沿って行われる。4月から8月までの前半は、新患カンファレンス終了後に実技指導を行っている。内容は治療機器の操作法・点検から鍼灸臨床における病態把握の仕方、診察法、ベットサイドの検査法、鍼の手技、手技療法の実際、低周波鍼通電療法の実際、鍼灸治療でみられる事故・有害事象(過誤・副作用)についてとその対応など。9月からの後半は、疾患や症状に対しての鍼灸治療の実際についても学ぶ。できるだけ即戦力を養うため頻度の高い疾患や症状について実技実習を行い、実働スタッフの補佐となるよう指導をしている。
(4)医療安全、医療関連感染制御に関する講習会
研修中に想定される事故、感染予防、安全対策に対応するため、受託研修生は年間を通して院内の各講習会に参加することが義務付けられている。具体的には、手洗い実習やリスクマネージメント、感染予防等の講習会で、それぞれの専門家より医療安全や感染制御に関する教育を受ける。
(5)受託研修生の報告会
受託研修生は1年間のまとめとして、3月に実習中に関わった疾患や症状に対して(鍼灸治療を含む)の報告会を行う。1人約2時間のプレゼンで、報告会は鍼灸部門のスタッフ、院内の医師やコメディカル、外部の方も参加している。この報告会において研修生の最終評価を行い、次年度のカリキュラム構築の参考としている。
受託研修について
・本院の研修生は、機関より本院へ研修を委託された「受託研修生」となります。機関とは、勤務先医療機関もしくは、はり・きゅうの資格を取得した卒業校(見込含む)のことをさします。
・選考試験に合格した場合、機関より本院あてに「受託研修申込書」を提出して頂きます。
研修費用の請求書は機関宛に郵送されます。期日内に必ずお支払い下さい(機関が費用を負担しても問題ありません)。その他必要書類の提出は、研修生個人が対象となります。
・受験の際は、予め機関に上記の内容を伝え、長より内諾を得てください。
*受託研修に関して不明点がある場合、uth.reh.acp@gmail.comまでご連絡頂ければ回答致します。なお、本院より機関あてに直接説明することは致しませんのでご了承ください。
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FAX 03-5800-9028